† 地上で咆える黒羊 †

−粋と笑いの美学−
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無性に走りたくな時がある
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    何が理由ってわけじゃない。
    俺は物心ついた時は、すでに山の中だった。
    うちだけじゃなく、半径10km圏内の家々は貧しい土地だった。
    今は田んぼが多かった土地に住んでいるが
    ガキの頃は山に住んでいた。

    半径10kmというのは大げさではなく
    見渡す限り、竹やぶが続き、その先は山だった。
    その山をずーっと行くと、丹沢連峰になる。

    つまり

    あっしがらや〜まの〜きんたろ〜

    そんな世界だ。
    俺は親の顔知らないガキだった。
    後々、母親と住んでいると知った。
    俺が長期入院生活していた頃に気づいたことだった。
    当時、2,3歳のガキには珍しい症例だったらしい。

    ストレスが原因の、精神面ではなく身体面での異常による病気。

    物心がついた頃には、山と病院の往復だったらしい。
    山の記憶しか俺にはないが。

    中学に上がった頃には、栄養失調で倒れたこともあった。
    そんな不安定な時代。

    俺が何よりも好きだったのは
    夜の闇と
    山だった。

    方向音痴で、虫嫌いな俺からは想像できないだろうが
    まっくらな山の中で何も考えずに、座ったり走ったり暴れたり。
    全てが山に許され、山に癒される

    そんな経験を経たせいか
    どんなに強がっても、自然だけは勝てないと
    心から思う。

    嫌なことがあるときも
    疲れを感じたときも
    もういちど、自分の力で勝負を挑もうというときも

    必ず山へいく。

    今日も、新生活と仕事への力を得る為に
    終電で帰宅後、山へ自転車で向かった。

    さすがに、原チャリや車と違い、山まで行くのはしんどい。

    途中の大きな川で、断念し
    数時間、川を眺めることに。

    たかが、川。
    されど、川。

    夜の川は、引き込まれるような美しさがある。
    もっと山奥の川だと、昼間でも吸い込まれそうになる。
    エメラルドグリーンの川に、吸い込まれそうになり
    なんどか死にそうになったこともあった。

    今の俺はそこまで弱くはないが
    それでも自然からみれば、俺は小さく弱い
    夜の川を見ていると、涙が出てくる

    自分の小ささ、弱さが
    そこに映し出される

    俺の辞書に
    敗北の文字と
    諦めの文字がないのは
    そんな自然の偉大さを、自分なりに知っているからだと思う

    自然のデカさに比べれば、自分の考えなど小さなことだ

    敗北や諦めを自分で感じるということは
    自分でそれを認め、膝まずくということだ

    たしかに、その瞬間ごとに
    敗北や諦めなければいけないこともある

    だが、それで俺の道が途絶えるかといえば、そうではない
    それで俺の夢がつきるかといえば、そうでもない

    俺には止まれない理由がある

    こんなクソみたいな社会だが
    俺はその中で、言い訳せずに挑戦したい
    そこに飛び込み、がむしゃらに戦いたい

    そして、希望でも願望でもなく
    1人の大切な女と家族を
    守れる力を持ちたい

    それが俺の生まれた意味だと
    心からそう思う

    俺は弱く、情けない男だが
    誰も俺の心を折ることなどできない
    それが俺の誇りであり
    俺はこれからも止まることなどないと言い切ってやる
    黒羊労働日 | 02:32 | author ネイラ | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    まぁ、そういう「ニオイ」がしなきゃいまだに私もここふらっと覗きにきませんよ。

    いいニオイしてます(クンクン
    2006/06/17 3:44 PM by 薙
    ありがとw

    彼女にも言われました。


    「電話の声だけは、いい男だよ!」


    (´∀`*)ウフフ・・・・・・・



    声だけじゃねぇ・・・・(;´Д`)・・・・と思うw
    2006/06/04 12:36 AM by 黒羊
    自分の弱さを知ってるから強いんだよ(*゜ー゜)
    ネイは決して弱くないさ。
    出会ってから4年↑が過ぎてるのかな〜

    最後に一言・・・

    「おま、いい男になったなw」

    あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)
    笑って誤魔化したけど、これ本心w

    2006/06/03 12:31 PM by ひりゅ
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