† 地上で咆える黒羊 †

−粋と笑いの美学−
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【転職】第一話 きっかけ
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    今回、転職活動を始めたきっかけや、その過程での思い、事実などを整理しながら、
    後々に読み返し、成果と反省を何度も考えていきたいと思っている。

    そのために、今日から、気まぐれにこの連載していきたいと思う。


    第一話 きっかけ
    転職を本気で考え始めたのは、2008年7月頃からだったと思う。
    会社の社員に対する教育方針や評価制度などに、強い疑問を覚え始めた頃だった。

    当然、黙って指を加えていたわけでもなく、
    矢面に立ちながら、自分に出来る事を全力でやってきたつもりだ。
    それは、メンバーを預かる責任感よりも、
    自分が所属する組織を愛し、より良いものを作りたいという一心からだった。

    私は、まわりくどい人や、理屈が多い人、
    ストーカーの様にウジウジした人が嫌いだ。
    私自身も、そうなってしまわない様に、意識している。

    だから、私が起こした活動も、
    周囲を巻き込みながら、先ずは議論ありきではなく、行動で示す。
    その結果をフィードバックしつつ、会社に訴えてきた。


    その行動を指して、「クーデター」という言う人がいた。
    確かに、発言が過激な時もあったと思うので、損な受け止められ方をしたと反省している。

    また、少し軍隊チックな雰囲気があるせいなのかもしれないが、
    「○○軍団(一家)、チーム○○」などと私のグループは呼ばれている。
    そのグループの活動としては、成果を評価されつつも、
    会社と一線を置いた組織と見られる事が多くあったように感じる。

    私は、何度も、これは駆け引きやメンツの問題ではなく、
    私の考えを受け入れて欲しいといった類でもないと説明した。
    ただ、もっと一緒に会社を考えていける時間を多く持ち、
    実際に行動しようといった呼びかけだった。


    結果、同役職の人間達を立ち上がらせる事に成功したが、
    その後、会社は組織改革という名の下に、私を含む上記の仲間達に対し、
    より高い役職という、会社側への取り込みで、私達の活動を分断してしまった。
    責任ある身になればなるほど、立場の違いにより、うまく動けない人間も出てきた。

    この改革がもたらしたものは、これのみならず、
    会社組織としては5年から10年の後退を余儀なくされ、
    古参の社員達を強く失望させ、退職ラッシュの引き金となってしまった。


    私は、よく「政治屋」とか「喧嘩好き」などと言われてしまう。
    多少、直情型で、自分の意見を強く持ち、
    対面での話し合い時に物怖じしない性格なだけだと思う。
    でも結構、天然だし、得意分野以外はダメダメだし、本当は静かにしているのが好きだ。

    私がやりたかったのは、プログラマーという職業で、新しく面白いサービスを企画し、開発する。
    そんな子供みたいに、はしゃぐ事が出来る仕事を、大事にしたいだけだった。
    そんな場所を、みんなでつくりたいだけだった。

    しかし、今回の事でつくづく感じたのは、
    そんな場所は利益を重んじ、技術の分からない経営者達にとっては、
    理解されにくいものだったのだ。
    私と彼らとの間は、スタートから目指すべき方向が異なっていたのだ。
    だから、言葉が届かなかった。

    もし、私が考える組織をつくるのであれば、
    オープンなコミュニティ、勉強会の様な場所から、
    情報を発信していく事の方が、良いのかもしれない。
    もしくは、もっと自分が偉くなり、全てを動かせる位置まで行くしかないのかもしれない。

    それ以外の気づきもあった。
    この会社にはシステムエンジニアという肩書きを持った、
    実際は大した技術を持たず、その場限りの口先上手で立ち回る癖に、
    満足に夢も見れない、残念な社員ばかりという事を知った。
    既に多くの仲間が会社を去った後だけに、もうここに自分の「やりたいこと」を見出せなくなっていた。


    今の社会情勢の中で、子供が産まれた後で等、
    今はリスクが大きく無いのかと言う人もいたが、私には、理解できない。

    社会情勢がどうあろうと、自分を雇ってくれる会社や、必要としてくれる仕事はある。
    むしろ、同レベルの人間が流出しにくい時期なので、選びやすい。
    それは自分が積み重ねてきた、自分の価値だけの問題だ。

    単純にお金だけの話しをリスクと言うのであれば、それほどのリスクではない。

    本当に自分にとってのリスクは、
    自分の「やりたいこと」をやれないことは、会社員として当たり前だとしても、
    技術者が自分の「やりたいこと」がやれない環境に満足してしまう事は、致命的なのだ。
    その瞬間に、プログラマー定年説が現実のものとなり、前には進めなくなってしまうと思っている。
    例え、いつかスキルチェンジをする日が来たとしても、それとは次元が違う。


    だから、私は自分のリスクヘッジのために、転職を決意した。
    それだけの話しだ。
    転職な話し | 23:57 | author ネイラ | comments(0) | - | - | - |
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